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2019.09.16

世界遺産マテーラほど映画の舞台に合う町はない

世界遺産・南イタリアマテーラの洞窟都市、
8世紀から13世紀にかけて、東方からイスラム勢力を逃れた修道僧が住み着き、
130以上の洞窟住居を構えていた。
15世紀から16世紀には、オスマン帝国に追われたアルバニア人やセルビア人などが移住
20世紀初頭より、人口が急速に増加し、元々は畜舎であった採光も水の流れも劣悪な
洞窟も住居として使用されるようになった。そのため衛生状態も極度に悪化し、乳児の死亡率は50%に達した。
1950年代に法整備を行い、これにもとづきマテーラ郊外に新たな集合住宅を建設し、
サッシ地区の住民を強制的に移住させた。
サッシ地区を近代都市へと変え町の負のイメージを刷新する計画もありましたが
歴史的建築群として残すべきという意見が多く、世界遺産となり観光の町として繁栄しています。


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多くの国際映画の舞台になりました。

・奇跡の丘 - ピエル・パオロ・パゾリーニ監督、1964年
・エボリ - フランチェスコ・ロージ監督、1979年
・明日を夢見て - ジュゼッペ・トルナトーレ監督、1995年
・パッション - メル・ギブソン監督、2004年
・マリア - キャサリン・ハードウィック監督、2006年
・オーメン - ジョン・ムーア監督、2006年
・ベン・ハー - ティムール・ベクマンベトフ監督、2016年
・ワンダーウーマン - パティ・ジェンキンス監督、2017年
・マグダラのマリア - ガース・デイヴィス監督、2018年
・ノー・タイム・トゥ・ダイ - キャリー・フクナガ監督、2020年

最近で「007」が撮影されました


「007」シリーズの25作目となる「NO TIME TO DIE(原題)」




「世界ふれあい食べ歩き」より夕暮れと早朝のマテーラの街並みが美しいです

世界遺産マテーラやアルベロベッロへはナポリ発日帰りドライブがお薦めです。
ローマナビネットまでお問い合わせください。
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